この記事では、「瓢箪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「瓢箪」の正しい読み方は「ひょうたん」と「たんす」どちら
「瓢箪」の「瓢」は、音読みで「ヒョウ」、訓読みで「ふくべ」、「ひさご」と読みます。
また「箪」は、音読みで「タン」、訓読みで「はこ」、「ひさご」、「わりご」と読むことができます。
「瓢」と「箪」を音読みで読むと、「ひょうたん」となります。
また、「瓢」は「たん」、「箪」は「す」とは読まないので、「たんす」と読むことはできません。
正しい読み方の結論
「瓢箪」は「ひょうたん」と読みます。
「ひょうたん」は他にも、「瓢(ひょう)」、「瓢瓠(ひょうこ)」などの呼び方があります。
また、大和言葉では「ひさご 」、「ふくべ」とも言います。
一方、「たんす」は漢字で「箪笥」と表記します。
「瓢箪」の意味
「瓢箪」とは、ウリ科のつる性一年草の植物のことを言います。
果実は真ん中がくびれた「ひょうたん」の形になります。
「瓢箪」の「瓢」は、「ふくべ」、「ひょうたん」、「ひょうたんをくりぬいて作った器物」などの意味があります。
また「箪」は、「わりご」、「はこ」、「ひさご」などを表しています。
「瓢箪」の言葉の使い方や使われ方
・『「瓢箪から駒(がでる)」とは、あり得ないようなことや、とんでもないことが起こることのたとえです』
・『「瓢箪鯰(ひょうたんなまず)」とは、要領を得ないことや、そのような人のことをたとえた表現です』
・『瓢箪の開花時期は7月から8月頃で、白色の花が咲きます』
まとめ
「瓢箪」の読み方は「ひょうたん」です。
「たんす」は「箪笥」の漢字表記です。
どちらも「箪」の漢字が使われていますが、意味はまったく異なります。
「瓢箪」は「たんす」ではなく、「ひょうたん」と読むようにしましょう。