「産婆」という言葉はどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「産婆」の正しい読み方と意味について解説します。
「産婆」の正しい読み方は「うば」と「さんば」どちら
「産婆」という言葉の読み方としては「うば」と「さんば」の2つが考えられます。
「うば」と「さんば」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「産婆」の正しい読み方は「さんば」です。
「産」は「産後」【さんご】「出産」【しゅっさん】など「さん」という読み方があるほか、「産む」【うむ】とも読みます。
「婆」は「老婆」【ろうば】「娑婆」【しゃば】など「ば」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「さんば」が「産婆」の正しい読み方で「うば」という読み方は誤りです。
「産婆」の意味
「産婆」とは、「出産を手助けする仕事」です。
現代でいうところの助産師にあたる職業を指す言葉で、多くは年老いた女性が勤めていたことからこの名が付いたとされています。
出産の専門家であり母体のケアや妊娠時の指導を行い分娩に立ち会って子供を取り上げますが産婦人科医のような医師ではありません。
現代の助産師は国家試験を受けたうえで資格が必要な仕事ですが、医療や出産の体制が不十分だった時代は特別な専門家ではなく出産経験のある高齢女性が「産婆」として出産を助けるのが通例でした。
「産婆」の言葉の使い方や使われ方
・『陣痛が来たので産婆を呼びに行く』
・『産婆は大名行列の前を横切っても咎められなかった』
・『産婆の指示でお湯を沸かす』
まとめ
「産婆」の読み方は「さんば」です。
「乳母」と書いて「うば」と読みますがこれは出産を助ける仕事ではなく産まれた子供を母親に代わって育てる仕事であり全く別の言葉です。
現代ではあまり使わない言葉ですが正しい読み方を覚えておきましょう。