「疑似」とは何を表す言葉でどのような読み方で読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「疑似」の正しい読み方と意味について解説します。
「疑似」の正しい読み方は「ぎじ」と「きに」どちら
「疑似」という言葉の読み方として「ぎじ」と「きに」の2つが思い当たります。
「ぎじ」と「きに」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「疑似」の正しい読み方は「ぎじ」です。
「疑」は「疑問」【ぎもん】「懐疑」【かいぎ】など「ぎ」と読みます。
「似」は「相似」【そうじ】「酷似」【こくじ】など「じ」と読むほか、「似姿」【にすがた】「似顔絵」【にがおえ】など「に」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「ぎじ」と「きに」の2つのうち「疑似」の正しい読み方は「ぎじ」です。
「疑似」の意味
「疑似」とは、「本物によく似ていること」を意味する言葉です。
見た目や性能などが本物によく似ていることを意味する言葉で「似せて作られたもの」という意味でも使われます。
本物が手に入らない時や使うのが難しい時などに用意する代替品としての似たものを指し、騙す目的で作られる「偽物」とは区別として使われる表現です。
出来る限り本物に近づけようとしているものに対して使う言葉で、物品だけではなく性能や環境などを本物に近づけて再現する場合も「疑似」という表現が用いられます。
「疑似」の言葉の使い方や使われ方
・『火星の環境を擬似的に再現する』
・『未来の世界を疑似体験する』
・『本番さながらの疑似演習で訓練を重ねる』
まとめ
「疑似」の読み方は「ぎじ」が正しく「きに」は間違った読み方です。
前向きな意味で本物そっくりに近づけようとするものや行為に対して使う表現であり悪意を含むものに対しては使わないので憶えておきましょう。