この記事では、「百足」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「百足」の正しい読み方は「ひゃくあし」と「ムカデ」どちら
「百足」には2つの読み方があります。
1つ目は「ひゃくそく」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「ムカデ」で、字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「百」の音読みは「ひゃく・はく」で訓読みは「もも」、「足」の音読みは「そく」、訓読みは「あし・た(りる)・た(る)・た(す)」ですが、「ひゃくあし」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「百足」の正しい読み方は「ひゃくそく」「ムカデ」の2つで、読み方により意味が違ってきます。
「ひゃくあし」とは読みません。
「百足」の意味
「百足」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「ひゃくそく」と読む場合「100本の足」「数多くの足」「靴の100揃い」「ムカデの別称」という意味です。
「ムカデ」と読む場合、「節足動物の一種で、体は細長く複数の体節があり、各体節に一対ずつの脚を持つ昆虫」という意味です。
「ムカデ」の語源には以下の2つがあります。
1つ目は「百が手(ももがて)」が変化したという説です。
2つ目は、「向手(むかいて)」が変化した当節で、手(足)が向かい合ってついていることに由来します。
「百足」は、「ムカデ」の中国語になります。
「百足」の言葉の使い方や使われ方
「百足」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『サンダル百足(ひゃくそく)の大口注文が入る』
・『運動会で百足(むかで)競争に参加する』
・『百足(むかで)には毒があるので触ってはいけない』
まとめ
今回は「百足」の読み方について紹介しました。
「百足」の正しい読み方は「ひゃくそく」「ムカデ」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。
「ひゃくあし」とは読みませんので、正しく読める様に覚えておきましょう。