この記事では、「百鬼」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「百鬼」の正しい読み方
「百鬼」の正しい読み方は「ひゃっき」です。
「ひゃっ・き」は音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「百」の音読みは「ひゃく・はく」ですが、「ひゃっ」と読むのは促音化(そくおんか)です。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。
「百鬼」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「百鬼」は「ひゃくき」「ひゃくおに」などと間違って読まれることがあります。
「百鬼」について説明
「百鬼」とは、「鬼や妖怪など、人に災いを与えるとされるもののけが、数多くいること」という意味です。
「百鬼」は「百鬼夜行(ひゃっきやこう)」として限定的に使われる言葉で、「鬼や妖怪など、人に災いを成すもの達が、深夜に出没して、街中列をなして徘徊すること」という意味です。
人気アニメや漫画、小説などで使われる様になり、広まりました。
似た意味の言葉に「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」があり、こちらは「化け物、妖怪など、得体の知れない不気味な存在、人に害を及ぼす奇怪な存在」という意味で、「得体のしれない」というニュアンスが強くなります。
「百鬼」の言葉の由来
「百鬼」は漢字の意味から成り立つ語です。
「百」は「数の100」から転じて「非常に数の多いこと」という意味、「鬼」は「ばけもの」「もののけ」「この世のものとも思われない恐るべき存在」「人間わざではない」という意味、「百鬼」で「非常に数多くいる化け物やもののけ」になります。
まとめ
今回は「百鬼」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。