この記事では、「益」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「益」の正しい読み方は「えき」や「やく」
「益」は音読みで「えき」「やく」、訓読みで「ま(す)」「ますます」と読む言葉です。
「益」には「加わる」「増す」「役に立つ」「儲け」「得」などの意味が含まれています。
「益」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「益」の間違いやすい読み方は「はい」や「さかずき」です。
「益」とよく似た形の「盃」が上記のように読むことから取り違えそうになるかもしれませんが、誤用になります。
また、「ぼん」や「はち」などと読む「盆」という漢字も「益」と類似した形をしているため、混同して読まないよう注意しましょう。
「益」を使った熟語
次に、「益」を用いた熟語を紹介します。
「利益」
「利益」は「りえき」と読む熟語で、「事業などをおこなうことで得る儲け」や「得になること」を意味します。
「利益を上げる」「利益になる」のように使用します。
「増益」
「ぞうえき」と読む「増益」は、「利益が増えること」「数が増えること」を示す言葉です。
「大幅増益となる」や「増益を達成する」などのように使います。
「益者三友」
「益者三友」は「えきしゃさんゆう」と読む四字熟語で、「自分が交際するにあたって有益となる三種の友人」を示します。
「三種の友人」は正直な人、誠実な人、博識な人を指します。
出典は「論語」の「季氏」で、人と付き合う際に友人をどのように選ぶかについて述べた言葉とされています。
まとめ
「益」は「えき」「やく」「ま(す)」「ますます」と読むのが正しい漢字です。
形が似ている「盃」や「盆」などと取り違えて読まないよう注意が必要です。
「益」は様々な熟語にも取り入れられていますので、読み方と共にチェックしておきましょう。