「盛者必衰」の読み方と意味とは?「せいじゃひっすい」と「じょうしゃひっすい」の正しい読み方について詳しく解釈

「盛者必衰」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「盛者必衰」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「盛者必衰」の正しい読み方は「せいじゃひっすい」と「じょうしゃひっすい」どちら

「盛者必衰」の四字熟語において、後半の「必衰」はどちらも「ひっすい」との読み方なので、前半の「盛者」の読みを考えることとなります。

この「盛者」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを説明します。

「盛」の漢字の音読みは「セイ・ジョウ」で、訓読みは「も(る)・さか(ん)」です。

また、「者」の漢字の音読みは「シャ」で、訓読みは「もの」です。

ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「せいしゃ」と読むことが出来、これらが発音を容易にする音変化の「連濁」の変化をすれば、「せいじゃ」と読める可能性があることが分かります。

また、「じょうしゃ」とも読めることが分かります。

しかし、いずれの読み方が正しいかは、この分析から判断することは出来ません。

さて、「盛者必衰」の正しい読み方は「せいじゃひっすい」「じょうしゃひっすい」の、どちらなのでしょうか。

正しい読み方の結論

結論としては、「盛者必衰」の正しい読み方は「じょうしゃひっすい」で、「せいじゃひっすい」と読むのは間違いです。

また、この四字熟語は「しょうしゃひっすい」「しょうじゃひっすい」と読まれることもあります。

「盛者必衰」の意味

「盛者必衰」とは、「この世は無常で、勢いの盛んな者もいつかは衰え滅びるということ」を意味する言葉です。

これは平家物語の一節にあるもので、仏教思想が色濃くにじみ出た言葉とされています。

「盛者必衰」の言葉の使い方や使われ方

・『変化の激しいIT業界で、そのトップ企業が次々と入れ替わる様子は、まさに盛者必衰と言えます』
・『企業の寿命は50年と言われるほど、企業間の競争は熾烈で、盛者必衰の縮図がビジネス界に見て取れます』

まとめ

「盛者必衰」の正しい読み方は「じょうしゃひっすい」で、「せいじゃひっすい」と読むのは間違いです。

また、この「盛者必衰」の四字熟語は、「この世は無常で、勢いの盛んな者もいつかは衰え滅びるということ」を意味する言葉です。

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