この記事では、「目処」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「目処」の正しい読み方は「めど」と「もくと」どちら
「目処」の読み方は「めど」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「目処」という一語に対して「めど」という読み方があてはめられているもので、「目」が「め」、「処」が「ど」と読み仮名が割り振られている訳ではありません。
「もくと」と読むのは誤りです。
「処」の音読みは「しょ・そ」、訓読みは「ところ・お(る)・お(く)」で、「と」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「目処」の正しい読み方は「めど」です。
「もくと」とは読みません。
「目処」の意味
「目処」の意味は、「何かする時に目標として目指すところ」「ものごとについて、現在のところ分かっているざっくりとした見通し」という意味です。
語源は「めどはぎ(蓍萩)」という植物の名前です。
「めどはぎ」は古くは「めど」と呼ばれていました。
占いで易者が使用する細い竹製の棒のことを「筮竹(ぜいちく)」と言いますが、ここ筮竹の原料として「めどはぎ」が使われていました。
ここから筮竹を「めど」「めどぎ」と呼ぶようになったのです。
また、意味も「占い」から「見通しを立てる」という意味に変化して使われる様になりました。
「目処」の言葉の使い方や使われ方
「目処」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『借金を返済できる目処が立つ』
・『作業が納品日までに間に合う目処がつく』
・『大体5センチくらいを目処にカットしていく』
まとめ
今回は「目処」の読み方について紹介しました。
「目処」の正しい読み方は「めど」で、「もくと」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。