この記事では、「破顔一笑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「破顔一笑」の正しい読み方は「はがんいっしょう」
「破顔一笑」は「はがんいっしょう」と読むのが正しいです。
これは「破顔(はがん)」と「一笑(いっしょう)」を組み合わせた熟語となっています。
「破顔一笑」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「破顔一笑」の「笑」は訓読みで「笑み(えみ)」「笑い(わら・い)」と読めますが、「破顔一笑」を「はがんいちえ」や「はがんひとわらい」と読んではいけません。
「破顔一笑」は全ての漢字を音読みで読むのが正しいです。
「破顔一笑」について説明
「破顔一笑」は、にっこりと満面でほほ笑む様子を表した言葉です。
「破顔」は「顔が破れる」と書くように「顔=表情」が崩れるほど顔をほころばせることを表し、「一笑」は声を出さずに少し笑う様子を意味しています。
つまり、これらの二つを組み合わせた「破顔一笑」は、静かに微笑んでいながらも顔全体はほころんでおり、とても晴れやかな笑顔を見せている様子、いわゆる「満面の笑み」を浮かべる様子を表しているのです。
「一笑」は「あはは」と声を出すような笑い方ではなく、少しだけ「ニコッ」「くすっ」と笑う状況を指します。
また、「一笑」だけならば口角を上げて口元だけ微笑んでいる状態になりますが、そこに「破顔」が組み合わさることで顔全体で嬉しそうに笑っているニュアンスが加わり、心から嬉しそうに微笑んでいる様子を表す言葉になります。
なお、「破顔一笑」に似て非なる熟語に「破顔大笑(はがんたいしょう)」があります。
「大笑」は読んで字のごとく口を開けて大笑いする様を意味しており、「破顔大笑」は表情が崩れるほど大笑いしている様子を指します。
「破顔一笑」とは笑い方が全く異なるので、ニュアンスに合わせて使い分けるとよいでしょう。
まとめ
「破顔一笑」はにっこりと満面でほほ笑むことで、「はがんいっしょう」と読むのが正しいです。
「はがんいちえ」「はがんひとわらい」と読まないよう、正しい読み方を覚えておきましょう。
