この記事では、「硫黄」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「硫黄」の正しい読み方は「いおう」
「硫黄」の正しい読み方は「いおう」です。
「硫」を「イ」と読み、「黄」を音読みで「オウ」と読んで「いおう」となります。
「硫黄」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「硫」は「硫酸(りゅうさん)」や「硫化水素(りゅうかすいそ)」のように、「リュウ」と読むことが知られます。
また「硫」という漢字自体は「イ」と読みません。
そのためな「硫黄」の読み方を知らなければ「りゅうおう」と読んでしまうことがあります。
「硫黄」について説明
「硫黄」は、天然の鉱物に含まれる元素の一種です。
結晶元素記号で、自然の硫黄は結晶化すると黄色く見えます。
それ自体は無味無臭ですが、燃やした時やほかの成分と結合して硫化化合物を精製した時には「硫黄臭」と呼ばれる、特有のにおいが生じます。
「硫黄泉」の温泉はゆで卵のようなにおいがしますが、これは温泉の湯と一緒に硫黄を含んだ火山ガスが生じているからです。
「硫黄」は火薬の原料、薬品、漂白剤などさまざまな用途にもちいられるほか、植物、動物の体にはビタミンB1やビオチンなどの成分としても含まれており、私たちが生きていく上で欠かせない物質となっています。
「硫黄」の言葉の由来
「硫黄」は、鉱物のいおうを意味する「硫(リュウ)」と色を表す「黄」を組み合わせた言葉です。
名前の由来については「湯泡(ゆあわ)」「湯黄(ゆおう)」が変化して「いおう」になったという説や、「硫黄(るおう)」が転じて「いおう」になったという説が聞かれます。
まとめ
「硫黄」は「いおう」と読みます。
漢字の「硫」は「い」と読まず「りゅう」と読みますが、「硫黄」を「りゅうおう」と読むと間違いになるので気を付けましょう。