この記事では、「社」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「社」の正しい読み方
「社」の正しい読み方は「しゃ・やしろ」です。
「しゃ」は音読み、「やしろ」は訓読みです。
音読みは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方、訓読みは漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「社」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「社」は「しろ」「もり」などと間違って読まれることがあります。
「社」について説明
「社」の意味は以下の通りです。
「しゃ」と読む場合、「その土地の紙」「神を祀る場所」「組合や団体などのある活動をする機関のこと」「一般的な世の中」「会社など企業の略」という意味です。
「やしろ」と読む場合、「神を祀る建物」神が降臨する場所として清められ、祭壇を設けた場所」という意味です。
「しゃ」と読む場合、「会社」「公社」「神社」など熟語として使われることが多くなります。
「やしろ」と読む場合、名詞として「社を建てる」などと使われます。
「社」の言葉の由来
「社」は漢字の意味から成り立つ語です。
「社」という漢字は「神にいけにえをささげる台」と「土地の神を祭る為の柱状に固めた土」の象形から成り立ち、「土地の神」という意味になります。
人々が集まることから転じて「組織や団体などの集まり」という意味でも使われる様になったのです。
「やしろ」の由来は「屋代」という言葉で、「屋」は「建物」のこと、「代」は「何かの用途のための場所」という意味、「屋代」で「神様のために、一時的に小屋を建てる場所という意味です。
祭事が終われば小屋は撤去されていたのですが、次第に常設される様になり、「社」という漢字があてられる様になったのです。
まとめ
今回は「社」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。
