この記事では、「私事」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「私事」の正しい読み方は「しじ」と「わたくしごと」どちら
「私事」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「私」の漢字の音読みは「シ」で、訓読みは「わたし・わたくし」です。
また、「事」の漢字の音読みは「ジ・ズ」で、訓読みは「こと」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「しじ」と読めることが分かります。
また、訓読み+訓読みで繋げれば、「わたくしこと」と読むことが出来、これが発音を容易にするための連濁の音変化をすれば「わたくしごと」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかを判断することは、ここからは出来ません。
さて、「私事」の正しい読み方は「しじ」と「わたくしごと」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「私事」の読み方としては、「しじ」と「わたくしごと」のいずれも正しいと言えます。
いずれの読みの場合も、ほぼ同じ意味を表す言葉です。
「私事」の意味
「私事」とは、「公的でない、自分だけに関連した個人的な事柄のことや、私生活に関係したこと」を意味する言葉です。
この言葉には、単に公の事に対して自分だけに関係する事との意味で使われる場合もありますが、 他人に知られたくない自分の秘密と言ったニュアンスで使われる場合もあります。
「私事」の言葉の使い方や使われ方
・『この度は、私事で色々とご迷惑を掛け、申し訳ありませんでした』
・『それは、私事に関することで、この件とは何の関係もありません』
まとめ
「私事」の読み方としては、「しじ」と「わたくしごと」のいずれも正しいと言えます。
また、この「私事」とは、「公的でない、自分だけに関連した個人的な事柄のことや、私生活に関係したこと」を意味する言葉です。