「稲架」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「稲架」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「稲架」の正しい読み方
「稲架」の正しい読み方は「はさ」です。
「稲架」の読み方は複数の漢字の組み合わせに特定の読みを当てた熟字訓と呼ばれる読み方です。
「稲」と「架」それぞれの読み方とは関係なく、二文字を組み合わせた熟語に対して「はさ」という読み方が当てられています。
「稲架」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「稲架」のよくある間違った読み方として挙がるのが「いねか」「いなか」です。
「稲」には「稲刈」【いねかり】「稲扱き」【いねこき】など「いね」と読むほか「稲藁」【いなわら】「稲作」【いなさく】など「いな」とも読みます。
「稲架」の正しい読み方は熟字訓の「はさ」のみです。
漢字それぞれの読み方を当てはめて読むと読み間違いになります。
「稲架」について説明
「稲架」とは、「刈り取った直後の稲を干して乾かしておく設備」のことです。
田んぼから収穫した直後の稲は水分を大量に含んでいるためそのままでは精米できません。
精米するにはある程度水分を飛ばして乾燥させる必要があります。
稲に含まれる水分を飛ばすため天日で自然乾燥させる構造物が「稲架」です。
木や竹の杭を地面に差し組み合わせて作った簡易な構造物で、洗濯物を物干し竿にかけて干すように束ねた稲藁をかけて天日にさらし一週間程度かけて乾燥させます。
「稲架」の言葉の由来
「稲をはさんで干す」に由来します。
まとめ
「稲架」は漢字からは読み方を想像できない難読漢字です。
米作りには欠かせない設備なので正しい読み方を覚えておきましょう。