この記事では、「競り」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「競り」の正しい読み方
「競り」の正しい読み方は「せり」です。
「せ・り」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「競り」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「競り」は「けいり」「きそり」「はしり」などと間違って読まれることがあります。
「競り」について説明
「競り」の意味は以下の通りです。
1つ目は「お互いに僅差で張り合って決着を付けること」という意味です。
2つ目は「出品された品物に対して、複数の人が入札して、最も高い金額を出した人が購入できるシステム」という意味です。
「競り」は動詞「競る」の連用形が名詞化した言葉で、「他人に負けまいと互いに争う」「買い手が手に入れようと争って値段を高くする」という意味です。
ビジネス用語として「競りにかける・かけた」「競りで落とす」「競り売り」などと使われます。
類語に「競売(けいばい・きょうばい)」があり、こちらは「競り」と同じ意味です。
「競り」が口語的な表現であるに対し、「競売」は国や公共機関が行う販売方法など、より丁寧な表現として使われます。
「競り」の言葉の由来
「競り」の「競」という漢字は「2人が向き合って意見を出し合う姿」の象形です。
ここから「張り合う」「きそう」という意味になりました。
まとめ
今回は「競り」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。