「終焉」は限られた場面でしか使われない言葉ですがどう読むのが正しい読み方なので具体的にはどんな意味になるのでしょうか。
今回は、「終焉」の正しい読み方と意味について解説します。
「終焉」の正しい読み方は「しゅうとく」と「しゅうえん」どちら
「終焉」という言葉の読み方としては「しゅうとく」と「しゅうえん」の2つが考えられます。
「しゅうとく」と「しゅうえん」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「終焉」の正しい読み方は「しゅうえん」です。
「終」には「終了」【しゅうりょう】「最終」【さいしゅう】など「しゅう」と読み、「焉」は「忽焉」【こつえん】「赫焉」【かくえん】など「えん」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせた「しゅうえん」が「終焉」の正しい読み方です。
「しゅうとく」は「終焉」の「焉」を「篤志」【とくし】「危篤」【きとく】など「とく」と読む漢字「篤」と取り違えたことによる読み間違いです。
「終焉」の意味
「終焉」とは、「命が終わること」もしくは「物事が終わりを迎えること」を意味する言葉です。
本来は命が終わる、つまり死ぬことを表す言葉でしたが人の命が失われもう二度と戻らない様子から転じて「滅びたり失われたりなど物事が二度と戻らない形で終わりを迎えること」という意味でも使われています。
後に続かない終わり方を表す言葉で、いよいよ終わりを迎えるような終わり方に対して用いられる表現です。
「終焉」の言葉の使い方や使われ方
・『人生の終焉を迎える』
・『終焉の地として田舎に移り住む』
・『隆盛を誇った文明だったが天変地異であっさりと終焉した』
まとめ
「終焉」を「しゅうとく」と読むのは間違いで「しゅうえん」が唯一の正しい読み方です。
重みのある言い回しなのでニュアンスを理解して使いましょう。