この記事では、「縦隔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「縦隔」の正しい読み方は「じゅうかく」
「縦隔」は「じゅうかく」と読みます。
これは、「縦」の音読み「ジュウ」と「隔」の音読み「カク」を組み合わせた読み方になっています。
「縦隔」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「縦隔」は体の部位を表す医療用語ということもあり、医療分野の知識がなければ正しい読み方は分かりにくいでしょう。
「縦」は訓読みの「たて」がよく知られているので、この用語を知らないと「たてかく」と読み間違えてしまう可能性があります。
「縦隔」について説明
「縦隔」は胸にある空間のことです。
臓器の名称ではなく領域を表します。
胸部には胸腔(きょうくう)という空間があり、その中に肺がおさまっています。
右の肺と左の肺の中央は空間になっており、その領域が「縦隔」と呼ばれています。
漢字の「縦」はたて、「隔」はへだてる、空間を仕切るという意味を持っており、左右の肺の間を縦に仕切るような形で空間を作っていることから「縦隔」という名前が付けられています。
「縦隔」は、さらに「前縦隔」「後縦隔」「上縦隔」「中縦隔」と4つの区域に分類され、その中に心臓、気管支、太い血管、神経、胸腺などがあります。
「縦隔」は狭い空間ですが、このように重要な器官が集まっているところが特徴です。
甲状腺腫、胸腺がんなど、さまざまな種類の腫瘍が発生しやすい場所でもあります。
まとめ
「縦隔」の正しい読み方は「きょうかく」です。
医療分野の話題以外では目にすることがないため、意味や読み方があまり知られていませんが「たてかく」と読み間違えることのないよう、正しい読み方を覚えておきましょう。