この記事では、「翳る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「翳る」の正しい読み方は「かげる」と「あざける」どちら
「翳」という漢字は訓読みでは「翳(かげ)る」や「翳(かざ)す」、「翳(くも)り」、「翳(かす)む」、音読みでは「えい」と読み、「あざける」と読む用法はありません。
したがって、「翳る」は「かげる」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「翳る」の正しい読み方は「かげる」になります。
「翳る」の意味
「翳る」には以下の意味が含まれており、別の漢字を用いて「陰(かげ)る」とも表記されます。
・「太陽や月が雲などに覆われることで光が薄らぎ、より暗くなること」
・「夕暮れになること」や「日が傾くこと」
・「表情が暗くなること」
「翳」という漢字には、「かげ」や「かげり」、「くもり」という意味のほか、「かすむ」や「目がハッキリ見えなくなる」、「衣笠」、「舞いに用いる羽飾り」など多くの意味が含まれています。
また、「翳」という漢字は「翳る」=「陰る」以外にも、「暗翳(あんえい)」を「暗影」、「陰翳(いんえい)」を「陰影」のように、「陰」と同じく「かげ」の読みを持つ「影」の漢字で表記されることがあります。
「翳る」の言葉の使い方や使われ方
・『さっきまでは雲ひとつない晴天だったが、午後になると、雲が出てきて日が翳った』
・『最近は日の翳るのが早いので、夏の終わりを感じる』
・『いいニュースではなかったためか、話を聞いた彼の表情は翳っていた』
まとめ
・「翳る」の正しい読み方は「かげる」になります。
・「翳る」には、「太陽や月が雲などに覆われることで光が薄らぎ、より暗くなること」や「表情が暗くなること」などの意味を含む言葉です。