反対の面が出る時や態度が反対になる時に使う言葉には「翻る」があります。
この記事では、「翻る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「翻る」の正しい読み方は「ひるがえる」と「くつがえる」どちら
「翻る」の正しい読み方は「ひるがえる」であり、「くつがえる」とは読みません。
「翻」は音読みで「ほん」であり、こちらは「翻訳」という使い方が有名です。
「くつがえる」は「覆る」と書き、こちらはひっくり返る時や滅亡する時に使います。
正しい読み方の結論
「翻る」の正しい読み方は「ひるがえる」であり、「くつがえる」は「覆る」と書きます。
「翻る」の意味
「翻る」は物理的に反対の面が現れる時や、裏返しになるという意味があります。
またこれ以外にも態度や意見、議論、論説などが反対になる場合や、風に揺られてたなびく時にも使います。
「翻る」は物理的なものでも概念的なものでも急な変化するのが特徴であり、突然反対する時や手のひらを返す時にも使います。
類義語である「覆る」は船などが転覆する時や、国などが亡びる場合、それまで正しいと思われていたものが根本的に変化する時に使う言葉です。
「翻る」の言葉の使い方や使われ方
・『鯉のぼりが青い空に翻るのを見て、今年も子供が健康でいて欲しいなと願いました』
・『翻る白旗を見て、その軍隊はようやく侵略を止めました』
・『翻るようなチアリーディングのダンスはとても綺麗であり、会場はとても盛り上がりました』
まとめ
「翻る」は物理的に裏返る時や、意見や論説が突然反対になる場合、風にたなびいている状態を表す時に使います。
「翻」は外国の言葉を自国の言葉に変化させる「翻訳」として使うことで有名です。