この記事では、「老婆心」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「老婆心」の正しい読み方は「おいばしん」と「ろうばしん」どちら
「老婆心」の読み方は「ろうばしん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「老」は音読みでは「ろう」のみ、訓読みでは「お(いる)・ふ(ける)」と読みますが、「おいばしん」とは読みません。
因みに、訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
正しい読み方の結論
「老婆心」の正しい読みかたは「ろうばしん」です。
「おいばしん」とは読みません。
読み方により意味が違ってきます。
「老婆心」の意味
「老婆心」の意味は「高齢の女性が、度を越してあれこれと気を遣うこと」「必要以上に世話を焼きたがる自分の気持ちをへりくだる表現」になります。
「老婆心」の由来は仏教用語の「老婆親切」で、「年配の女性は人生経験が豊富で、様々なことに気が回るので、若者にあれこれと忠告をしたり、世話を焼きたがるなど、お節介な行動が目立つこと」という意味です。
ここから「老婆心」という言葉が使われる様になり、次第に意味も年配女性に限らず、世話を焼きたがる気持ちに対して使われる様になりました。
「老婆心」の言葉の使い方や使われ方
「老婆心」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『老婆心から飲み過ぎない様に忠告する』
・『女性で独り暮らしと聞くと老婆心から心配で仕方ない』
・『大家さんは老婆心であれこれ気に掛けてくれる』
まとめ
今回は「老婆心」の読み方について紹介しました。
「老婆心」の正しい読み方は「ろうばしん」で、「おいばしん」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。