この記事では、「耳垢栓塞」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「耳垢栓塞」の正しい読み方は「じこうせんそく」
「耳垢栓塞」は「じこうせんそく」と読みます。
これは「耳垢(じこう)」と「栓塞(せんそく)」を組み合わせた用語で、それぞれの漢字は音読みになっています。
「耳垢栓塞」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「耳垢」は、訓読みの「みみあか」という呼び方の方が日常的によく使われます。
そのため「みみあかせんそく」と読んでしまう人もいるでしょう。
また「塞」は「要塞(ようさい)」のように音読みで「サイ」とも読めるので「栓塞」を「せんさい」と読み間違えるケースもあります。
「耳垢栓塞」について説明
「耳垢栓塞」とは、耳の穴(外耳道)に耳垢が詰まってふさがってしまうことです。
「塞栓」とは「栓(せん)が塞がる(ふさがる)」と表記するように、ふさがって栓をしたように出口が閉じてしまう状況を意味します。
耳垢は「耳の垢(あか)」と表記しますが、その正体は老廃物とゴミです。
耳の中にある「鼓膜」から耳の出口につながる外耳道までの皮膚から出た分泌物や老廃物、外から入ったゴミなどが混ざって固まると耳垢になります。
通常は自然に耳の外へ出ていくので、耳垢がたまりすぎることはありません。
しかし、耳に水が入った場合、外耳道が狭い子ども、耳垢のベタベタしている人、高齢者などは溜まった耳垢が固まって「耳垢栓塞」に至ってしまうことがあるのです。
「耳垢栓塞」になると、耳が聞こえにくい、自分の声が響いて聞こえる、気分が悪くなるといった症状が起こりやすくなるので、耳鼻科で取り除いてもらうことが薦められます。
まとめ
「耳垢栓塞」は「じこうせんそく」と読みます。
「みみあかせんそく」「じこうせんさい」と読み間違えないよう、正しい読み方を覚えておきましょう。