この記事では、「肋軟骨」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「肋軟骨」の正しい読み方は「ろくなんこつ」
「肋軟骨」は「ろくなんこつ」と読むのが正しい言葉です。
「肋」の字を「ろく」と読み、「軟骨」を「なんこつ」と読みます。
「肋軟骨」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「肋軟骨」の間違った読み方は「あばらなんこつ」です。
「肋」という字が「あばら」とも読むことから上記のように読んでしまいそうになるかもしれませんが、誤用になります。
また、「肋」という字は「じょ」や「すけ」と読む「助」に似ていますが、「じょなんこつ」や「すけなんこつ」などとは読まないので注意しましょう。
「肋軟骨」について説明
「肋軟骨」は「胸部を覆う肋骨と、胸郭の前面中央に位置する胸骨とを結合する軟骨」のことを指します。
「肋」は「あばら」「あばら骨」を意味し、「軟骨」は「軟骨細胞とそれを囲む基質から構成される、柔軟性のある丈夫な組織」を意味します。
胸部の外郭を作る胸郭の弾力性や可動性が優れているのは「肋軟骨」のおかげであるとされています。
なお、「肋軟骨」と肋骨の接合部分などに痛みが発生する疾患を「肋軟骨炎」または「肋軟骨接合部痛」と呼びます。
肋軟骨炎は身体の動きや咳によって胸部やあばらに痛みが生じるのが特徴で、胸骨と肋骨の間に腫れを伴うケースもあるようです。
肋軟骨炎の治療には、鎮痛剤や湿布が使われるのが一般的です。
通常は数週間程度で治癒しますが、それ以上続く場合や、改善と再発を繰り返す場合もあります。
まとめ
「肋軟骨」の正しい読み方は「ろくなんこつ」です。
「あばらなんこつ」や「じょなんこつ」などとは読まないので注意が必要です。
「肋軟骨」が胸部に位置する重要な部位であることも併せて覚えておきましょう。
ぜひ漢字の正しい読み方を覚える参考にしてください。