この記事では、「背任」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「背任」の正しい読み方は「はいにん」と「せにん」どちら
「背任」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「背」の漢字の音読みは「ハイ」で、訓読みは「せ・ せい・そむ(く)」です。
また、「任」の漢字の音読みは「ニン」で、訓読みは「まか(せる)・まか(す)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「はいにん」と読めることが分かります。
また、訓読み+音読みで繋いで、いわゆる湯桶読みすれば「せにん」と読める可能性があることも分かります。
しかし、残念ながらここからは、いずれが正しい読み方かは判断することは出来ません。
さて、「背任」の正しい読み方は「はいにん」と「せにん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「背任」の正しい読み方は「はいにん」で、「せにん」と読むのは間違いです。
この熟語においても、少し特殊と言える湯桶読みではなく、ごく一般的な音読みを重ねた読み方が正しいと言うことです。
「背任」の意味
「背任」とは、「任務にそむくこと」を意味する言葉です。
「特に、公務員や会社員が、自分の利益のために、地位や役職を利用して、役所や会社に損害を与えること」の意味で使われます。
「背任」の言葉の使い方や使われ方
・『あの会社の専務は、会社に損害を与えたとして、特別背任の容疑で会社から訴えられています』
・『犯罪行為とまでは言えなくても、彼が行った行為は明らかに会社に対する背任行為です』
まとめ
「背任」の正しい読み方は「はいにん」で、「せにん」と読むのは間違いです。
また、この「背任」とは、「任務にそむくこと」を意味する言葉です。