この記事では、「脆い」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「脆い」の正しい読み方
「脆い」の正しい読み方は「もろい」です。
「もろ・い」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「脆い」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「脆い」は「あぶない」「あやうい」「よわい」などと間違って読まれることがあります。
「脆い」について説明
「脆い」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「素材が弱かったり、劣化したりなどで、元の形や状態がくずれやすい」という意味です。
2つ目は「しっかりとした基盤がなく、持ちこたえる力が弱くてすぐにこわれること」という意味です。
3つ目は「すぐに感情に流されること」という意味です。
「脆い」は形容詞として使われたり、副詞として「脆くも崩れ去る」などと使われたり、名詞として「涙脆さが玉に瑕」などと使われます。
似た意味の言葉に「儚い(はかない)」があり、こちらは「確かなところがない」「淡く消えやすい」という意味です。
「脆い」は「くずれやすい・こわれやすい」という意味を含みますので、ニュアンスが違います。
「脆い」の言葉の由来
「脆い」という漢字は、「人間の身体」「ひざまずく人」「削り取られた崖」の象形から成り立っています。
削り取られていまにも崩れそうな崖の側や下に人がいることから、「あぶない」「くずれやすい」「こわれやすい」という意味で使われる様になりました。
まとめ
今回は「脆い」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。