ひらめいたり思い浮かんだりした時に使う言葉として「脳裏」があります。
この言葉は具体的に何を意味していてどう読むのが正しい読み方なのでしょうか。
今回は、「脳裏」の正しい読み方と意味について解説します。
「脳裏」の正しい読み方は「のうり」と「のううら」どちら
「脳裏」という言葉の読み方を漢字の読みから推察すると「のうり」と「のううら」の2つが浮かびます。
「のうり」と「のううら」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「脳裏」の正しい読み方は「のうり」です。
「脳」は「脳髄」【のうずい】「頭脳」【ずのう】など「のう」と読みます。
「裏」は「内裏」【だいり】「表裏」【ひょうり】など「り」と読むほか、「裏道」【うらみち】「真裏」【まうら】など「うら」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「のうり」と「のううら」の2つのうち「脳裏」の正しい読み方は「のうり」です。
「脳裏」の意味
「脳裏」とは、「頭の中」を意味する言葉です。
「脳裏」の「裏」には表の反対という意味のほかに見ることのできない隠れた部分という意味があります。
見聞きできない部分の話を「裏話」、見えない所で働く人たちのことを「裏方」というように脳の中にあって見えない精神を指す言葉が「脳裏」です。
「心中」「胸中」「胸裏」などと同じように内心の働きを表す言葉ですが、一般的には感情よりも思考や記憶などを表す意味で用いられます。
「脳裏」の言葉の使い方や使われ方
・『不安が脳裏をよぎる』
・『万が一の事態が脳裏をかすめた』
・『彼女の顔が脳裏に浮かぶ』
まとめ
「脳裏」の正しい読み方は「のうり」で「のううら」ではありません。
特定の表現で使う限定的な言葉なので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。