この記事では、「腐朽」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「腐朽」の正しい読み方は「ふきゅう」と「ふくつ」どちら
「腐朽」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成している二つの漢字の個別の読みについて説明します。
「腐」の漢字の音読みは「フ」で、訓読みは「くさ(る)」です。
また、「朽」の漢字の音読みは「キュウ」で、訓読みは「く(ちる)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば「ふきゅう」と読める可能性があることが分かります。
しかし、「朽」の漢字には「くつ」との読みがないことから、「ふくつ」と読むことは出来ないように思われます。
さて、「腐朽」の正しい読み方は「ふきゅう」と「ふくつ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「腐朽」の正しい読み方は「ふきゅう」で、「ふくつ」と読むのは間違いです。
「腐朽」の意味
「腐朽」とは、「腐って形が崩れること」を意味する言葉です。
同音異義語に「朽ちないことや、いつまでも価値を失わずに残ること」を意味する「不朽」があり、これはある意味では「腐朽しないこと」を意味する言葉であり、またこちらの「不朽」の方が、よく知られている言葉なので、「腐朽」の言葉を使う場合には、注意が必要です。
「腐朽」の言葉の使い方や使われ方
・『腐朽した木のことを、朽木(くちき)と呼びます』
・『この池の底には、落ち葉が水中で腐朽したヘドロ層があります』
・『鉄でも長期に渡って雨風にさらされると、錆が吹き、やがて腐朽してボロボロになります』
まとめ
「腐朽」の正しい読み方は「ふきゅう」で、「ふくつ」と読むのは間違いです。
また、この「腐朽」とは、「腐って形が崩れること」を意味する言葉です。