この記事では、「自惚れ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「自惚れ」の正しい読み方は「うぬぼれ」と「じぼれ」どちら
「自惚れ」の読み方は「うぬぼれ」になり、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
言葉全体にひとつの意味をあてはめていますので、どの文字が「うぬ」、どの文字が「ぼれ」などと割り当てられている訳ではありません。
「自」の音読みは「じ・し」ですが、「じぼれ」とは読みません。
正しい読み方の結論
「自惚れ」は「うぬぼれ」が正しい読み方で、「じぼれ」とは読みません。
「自惚れ」の意味
「自惚れ」の意味は「実際よりも自分が優れていると思い込んで得意になること」です。
現実にはそうではないのに、自分の能力を過大評価して人にひけらかす言動のことです。
「自惚れ」は「己惚れ」とも書き、「うぬ」は「おのれ」が変化した古語で、「自分」という意味で使われていた言葉です。
「惚れ(ぼれ)」は「惚れる(ほれる)」の連用形が名詞化した言葉で「心惹かれ夢中になる」「人物や物事の魅力にとりつかれ、心を奪われる」という意味です。
「ぼれる」になるのは連濁といい、2つ以上の語が組み合わさる時に、読み易くする為に後に付く語を清音から濁音に変化させるという文法があるからです。
「自惚れ」の言葉の使い方や使われ方
「自惚れ」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は自分でモテ女だと自惚れている』
・『一度上司からほめられたくらいで自惚れるのは甘い』
・『彼は有名大卒だと自惚れているが、仕事はできない』
まとめ
今回は「自惚れ」の読み方について紹介しました。
「自惚れ」は「うぬぼれ」が正しい読み方で、「じぼれ」は誤りです。
正しく使える様に覚えておきましょう。