この記事では、「般若」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「般若」の正しい読み方は「はんにゃ」と「はんじゃく」どちら
「般若」の読み方は「はんにゃ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「般」の音読みは「はん」のみ、「若」の音読みは「じゃく・にゃく・にゃ」になります。
「若」を「にゃ」と読むのことは非常に少なく、地名・人名や仏教用語など特殊な場合です。
「はんじゃく」とは読みません。
正しい読み方の結論
「般若」の正しい読み方は「はんにゃ」です。
「はんじゃく」とは読みません。
「般若」の意味
「般若」の意味は「仏教用語で、悟りを得る智慧?(ちえ)?と真理を把握する智慧のこと」「能面のひとつ。
2本の角と、大きく裂けた口をもつ鬼女の表情で、女性の憤怒?(ふんぬ)?と嫉妬?(しっと)?とを表している」です。
語源は古代インドの言語であるサンスクリット語の「パンニャー」を漢字に当てはめた言葉で、「仏の智慧」という意味です。
「智慧」は「世の中の真理を悟ること」という意味で、「知識が豊富なこと」という意味の「知恵」とは違います。
「般若」が鬼女の面の意味で使われる様になったのは、「般若坊」という有名な能面師に由来するという説と、能楽で「般若」の面を使う演目があったことに由来するという説があります。
「般若」の言葉の使い方や使われ方
「般若」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『般若の心で悟りを開く』
・『彼女が怒って般若の形相になった』
・『心を落ち着かせる為に般若心経を唱える』
まとめ
今回は「般若」の読み方について紹介しました。
「般若」の正しい読み方は「はんにゃ」で、「はんじゃく」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。