この記事では、「良人」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「良人」の正しい読み方は「りょうじん」と「おっと」どちら
「良人」には2つの読み方があります。
1つ目は「りょうじん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
正しい読み方の結論
「良人」は「りょうじん」「おっと」どちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により多少意味が違ってきます。
「良人」の意味
「良人」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「りょうじん」と読む場合、「性質の良い人」「賢い人」「妻から見た配偶者」「律令制で税金を納めている民」という意味です。
「おっと」と読む場合「既婚者で、妻から見た配偶者」という意味です。
「おっと」の語源は「(男人)をひと」という言葉です。
妻から見て配偶者を「自分の良き人」という意味で使うことから、次第に「良人」という言葉の読み方として「をひと」「おひと」「おっと」と変化して当てはめられる様になりました。
「良人」の言葉の使い方や使われ方
「良人」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼は清廉潔白な良人(りょうじん)だ』
・『彼は私の良人(りょうじん)に間違いございません』
・『家で良人(おっと)が待っていますので失礼します』
まとめ
今回は「良人」の読み方について紹介しました。
「良人」は「りょうじん」も「おっと」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。