この記事では、「菊花」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「菊花」の正しい読み方
「菊花」の正しい読み方は「きくか」または「きっか」です。
これは、それぞれの漢字を音読みにした「菊(キク)」と「花(カ)」と組み合わせた読み方になっています。
「菊花」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「菊花」は「きくはな」と読んでしまいがちです。
「花」は訓読みで「はな」とも読めますが、「菊」と「花」を組み合わせた言葉の「菊花」は「きくはな」とは読みません。
「菊花」について説明
「菊花」とは、漢字が表す通りに菊の花のことで、さまざまな意味で用いられています。
菊はキク科の多年草で、観賞用、仏花として栽培されるほか、食用できる品種の菊は花が食材、お茶、漢方に利用されています。
また、お茶や生薬として利用するために乾燥させた菊の花が「菊花」と呼ばれています。
菊の花は特有の香りや快い苦味があり、中国では見た目や風味を楽しむ菊花茶として、また、目の疲れやめまいに良いとして古くから活用されてきました。
そのほか、「菊花」は、そのほか秋に開花することから時候の挨拶にも用いられます。
たとえば10月頃には「菊の花が咲く季節になりましたね」という意味を込めて「菊花の候」と挨拶します。
また、菊花は縁起が良い花とされており、古くから家紋や企業の商標などにも利用されてきました。
日本人には非常になじみの深い花といえるでしょう。
まとめ
菊の花と書く「菊花」は「きくはな」ではなく「きくか」や「きっか」と読みます。
「菊花賞」、生薬の「菊花」など、日常でも目にする機会がある言葉なので、正しい読み方を覚えておきましょう。