この記事では、「華奢」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「華奢」の正しい読み方は「きゃしゃ」と「かしゃ」どちら
「華奢」には2つの読み方があります。
1つ目は「きゃしゃ」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「かしゃ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「華奢」は「きゃしゃ」「かしゃ」のどちらも正しい読み方です。
ただし、読み方により意味が違ってきます。
「華奢」の意味
「華奢」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「きゃしゃ」と読む場合、姿かたちがほっそりして、上品に感じられる様子」「繊細で弱々しく感じられる様子」「陶器などがもろそうな様子」「上品ではなやかな様子」という意味です。
「きゃしゃ」の語源は「香車(かしゃ)」で、飾りのついた輿車のことです。
香車に乗れるのは、身分が高く、上品でいかにもか弱い人物であり、その人の事をさして「かしゃ」と言ううちに「華奢」の漢字があてはめられる様になったものです。
「かしゃ」と読む場合、「派手でぜいたくなこと」という意味です。
「華奢」の言葉の使い方や使われ方
「華奢」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『ベンチャー企業の社長は華奢(きゃしゃ)な女性だった』
・『職が細く華奢(きゃしゃ)な体型をしている』
・『セレブの華奢(かしゃ)な社会を体験する』
まとめ
今回は「華奢」の読み方について紹介しました。
「華奢」は「きゃしゃ」も「かしゃ」も正しい読み方で、読み方により使い方が変わってきます。
正しく使える様に覚えておきましょう。