「藻」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「藻」の読み方とは? 読み方

この記事では、「藻」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「藻」の正しい読み方は「も」と「そう」

「藻」は訓読みで「も」と読み、音読みでは「ソウ」と読みます。

「藻」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「藻」「も」と読む場合と「ソウ」と読む場合の読み分けに気を付ける必要があります。

「藻(も)」と読む場合は、川や海などの水中に生える草全般を指します。

一方「ソウ」は、藻の中で「藻類(ソウルイ)」「海藻(カイソウ)」などより細かく分類された植物を指す時に使われます。

たとえば「藻(も)が生えている」と読むところを「そうが生えている」と読むと間違いになります。

また「海藻」「うみも」などと訓読みするのも間違いです。

「藻」を使った熟語

「藻」とは水の中に生える水草、海藻などの植物を指す言葉です。

その「藻」を使った熟語には「緑藻」「藻屑」「毬藻」などがあります。

「緑藻」

「緑藻(りょくそう)」とは、葉緑素を持ち光合成をする藻類の総称です。

緑色をしているのが特徴で、小さいものではミカズキモのような植物プランクトン、肉眼で見えるものでは食用されるヒトエグサ、アオサなどさまざまな種類があります。

「藻屑」

「藻屑(もくず)」とは、海中に漂う小さな「藻」のくずのことです。

また、「藻」のくずのようにはかなく消えていくものの例えにされます。

「海の藻屑と消える」とあれば、海で事故に遭うなどして人や船などが消えてしまうことを表しています。

「毬藻」

「毬藻(まりも)」とは、毬のような丸い形を形成する緑藻です。

細い繊維のような藻が集まって球状にまとまるため、毬のように丸くなります。

「毬藻」は北海道や東北地方などにある一部の淡水湖に生息し、北海道の阿寒湖に生息する「毬藻」は、大きなきれいな形に成長し、国の特別天然記念物にも指定されています。

まとめ

「藻」「も」または「ソウ」と読みます。

場合によって読み分ける必要があることを覚えておきましょう。

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