この記事では、「虐げる」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「虐げる」の正しい読み方は「しいたげる」と「あらげる」どちら
「虐げる」には2つの読み方があります。
1つ目は「しえたげる」で、古語読みになります。
古語とは、古い時代の言葉で、昔使われて、今では一般には使われなくなった言葉です。
2つ目は「しいたげる」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「虐」の音読みは「ぎゃく」、訓読みは「しいた(げる)・むご(い)」です。
「あらげる」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「虐げる」の正しい読み方は「しえたげる」「しいたげる」で、読み方により意味が違ってきます。
「あらげる」とは読みません。
「虐げる」の意味
「虐げる」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「しえたげる」と読む場合、「ひどい扱いをして苦しめること」「相手を打ち負かして支配する」という意味で、こちらが元々の意味です。
「しいたげる」と読む場合、「ひどい扱いをして苦しめる」「ひどくいじめる」という意味です。
「虐」という漢字は、「虍(とら)」「つめで引っかく印」「人」が成り立って作られた会意文字で、「トラが人をつめで引っかく様子「」から「ひどい」「苦しめる」という意味で使われる様になりました。
「虐げる」の言葉の使い方や使われ方
「虐げる」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『彼女は幼い頃から継母に虐(しいた)げられていた』
・『学歴が低いというだけで虐(しいた)げられる』
・『国民を虐(しいた)げる独裁者が暗殺される』
まとめ
今回は「虐げる」の読み方について紹介しました。
「虐げる」の正しい読み方は「しえたげる」「しいたげる」の2つで、「あらげる」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。