見聞きすることの多い「袖」という漢字ですが、どのような読み方を持つのでしょうか?
この記事では、「」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「袖」の正しい読み方は「しゅう」と「そで」
「袖」は音読みでは「しゅう」、訓読みでは「そで」と読む漢字です。
「袖」には「そで」や「衣服のそで」という意味が含まれています。
「袖(そで)」は「衣服のうち両腕を覆うもの」や「舞台の左右の端」、「建造物や工作物などの本体の両脇、あるいは片方にあるもの」、「文書の初め」、「右端の余白」、「肩から肘の部分を覆って、矢や刀を防ぐための鎧の付属品」、「牛車や輿などで出入り口の左右の張り出した部分」を意味する言葉です。
「袖」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「袖」という漢字には「由」という漢字が含まれています。
そのため、「由」の音読みである「ゆう」と読み間違えてしまうケースが考えられます。
また、字体が「柚」と似ているため「柚」の音読みである「ゆ」や訓読みの「ゆず」と読み間違えてしまうケースも考えられるでしょう。
「袖」を使った熟語
ここでは「袖」を使った熟語を紹介していきます。
「鎧袖一触(がいしゅういっしょく)」
「鎧袖一触」は「相手を容易く打ち負かしてしまうことの例え」や「弱い敵に容易く一撃を加えることの例え」を意味する四字熟語です。
「袖手(しょうしゅ)」
「袖手」は「両手を袖の中に入れていること」や「労を惜しんで、自分では手を下さないこと」を意味する言葉です。
まとめ
「袖」は音読みでは「しゅう」、訓読みでは「そで」と読む漢字ということでした。