この記事では、「補正」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「補正」の正しい読み方は「ほせい」と「ほただ」どちら
「補正」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語で使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「補」の漢字の音読みは「ホ」で、訓読みは「おぎな(う)」です。
また、「正」の漢字の音読みは「セイ・ショウ」で、訓読みは「ただ(しい)・まさ」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「ほせい」と読めることが分かります。
また音読み+訓読みで繋いで、いわゆる重箱読みすれば、見聞きしたことのない言葉ですが「ほただ」と読める可能性があることも分かります。
しかし、この分析からは残念ながら、いずれの読みが正しいかを判断することは出来ません。
さて、「補正」の正しい読み方は「ほせい」と「ほただ」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては「補正」の正しい読み方は「ほせい」で、「ほただ」と読むのは間違いです。
この熟語では、少し特殊と言える重箱読みではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方が、正しいと言うことです。
ちなみに、「正」の漢字を使った熟語で、「正」を「ただ」や「ただしい」と読ませる熟語は、辞書を調べても見当たりません。
「補正」の意味
「補正」とは、「足りないところを補い、誤りを正すこと」及び「誤差を除いて適正な値に直すこと」を意味する言葉です。
「補正」の言葉の使い方や使われ方
・『この計測器は原理的に少し誤差が生じるので、測定値を数表を使って補正する必要があります』
・『国や地方公共団体において、経費の不足を補ったり、当初予算の策定後の大きな変化に対応する予算措置は補正予算と呼ばれています』
まとめ
「補正」の正しい読み方は「ほせい」で、「ほただ」と読むのは間違いです。
また、この「補正」とは、「足りないところを補い、誤りを正すこと」及び「誤差を除いて適正な値に直すこと」を意味する言葉です。