この記事では、「角力」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「角力」の正しい読み方は「すもう」と「かくりょく」どちら
「角力」には3つの読み方があります。
1つ目は「すもう」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「すまい」で、こちらも熟字訓です。
3つ目は「かくりょく」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「角力」の正しい読み方は「すもう」「すまい」「かくりょく」の3つになりますが、意味が多少違います。
「角力」の意味
「角力」は、「まわしを付けた力士が、土俵内で相手を倒す、まはた土俵外に出すことにより勝敗を競う競技」という意味です。
「すもう・すまい」の語源は、「すまう(争ふ)」という古語で、「争う」「抵抗する」という意味です。
「角力」という漢字は、昔の中国で、頭と頭をぶつけ合う力比べの競技が、牛動詞の角を突き合わせる様に見えたことから当てはめられました。
日本では「相撲」と書かれることが多くなります。
これは「すまい」という言葉に漢語の「相撲」の表記があてはめられて使われているものです。
「かくりょく」と読む場合、「土俵で力比べをする競技」「力比べをすること」という意味です。
「角力」の言葉の使い方や使われ方
「角力」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『角力(すもう)部屋で修行する』
・『彼は身体が大きいので角力(すもう)が強い』
・『角力(かくりょく)では兄にとても敵わない』
まとめ
今回は「角力」の読み方について紹介しました。
「角力」の正しいい読み方は「すもう」「すまい」「かくりょく」の3つで、読み方により少し使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。