この記事では、「解放」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「解放」の正しい読み方は「かいほう」と「かいぼう」どちら
「解放」の正しい読み方を確認するために、この熟語に使われている二つの漢字の読みを、最初に、確認します。
「解」の音読みは「カイ・ゲ」で、訓読みは「と(く)」です。
また、「放」の音読みは「ホウ」で、訓読みは「はな(つ)」です。
従って、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「かいほう」と読めることが分かります。
また、この「かいほう」の読みが、発音を容易にする音変化の「連濁」により、「ほう」が「ぼう」に音変化したとすれば、「かいぽう」と読める可能性があることも分かります。
しかし、いずれの読み方が正しいかは、残念ながらこの分析から判断することは出来ません。
さて、「解放」の正しい読み方は「かいほう」と「かいぼう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「解放」の正しい読み方は「かいほう」で、「かいぼう」と読むのは間違いです。
この熟語では、「連濁」することなく、そのまま音読みを重ねた読み方をするのが正しいと言えます。
ちなみに、「連濁」は常に起きるものでありません。
「解放」の意味
「解放」は、この熟語を構成する漢字の訓読みから、「解(と)き放(はな)つ」と読むことが出来、そこから具体的には、「束縛されたり、制限されたりしている状態から、ときはなして自由にすること」を意味する言葉となります。
「解放」の言葉の使い方や使われ方
・『中国でスパイ容疑で不当に拘束されていた大使館員がようやく解放されました』
・『彼は希望の大学に合格し、ようやく受験勉強から解放されました』
まとめ
「解放」の正しい読み方は「かいほう」で、「かいぼう」と読むのは間違いです。
また、この「解放」は「束縛されたり、制限されたりしている状態から、ときはなして自由にすること」を意味する言葉です。