この記事では、「諍い」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「諍い」の正しい読み方は「あらがい」と「いさかい」どちら
「諍い」には2つの読み方があります。
1つ目は「あらがい」で、習慣的な読み方です。
辞書に「諍」の単漢字の読み方としては掲載されていませんが、習慣的に使われる為に「諍い」の読み方として掲載されている読み方です。
2つ目は「いさかい」で、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「諍」の音読みは「そう・しょう」、訓読みは「いさ(める)・うった(える)・ あらそ(う)・ いさか(い)」です。
正しい読み方の結論
「諍い」の正しい読み方は「あらがい」「いさかい」の2つです。
ただし、読み方により多少意味が違ってきます。
「諍い」の意味
「諍い」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「あらがい」と読む場合、「言い争うこと」という意味です。
「あらがい」は「抗い」とも書き、意味が似ていることから使われています。
「いさかい」と読む場合、「言い争うこと」「ちょっとしたケンカをすること」という意味です。
「いさかい」の語源は古語の「逆ふ(さかふ)」で、「背く・逆らう」という意味です。
「逆らって言い返すこと」を「言ひ逆ふ(いひさかふ)」と言い、そこから「いさかう・いさかい」になったと言われています。
「諍」という漢字は「言う」に「争う」が組み合わさって作られた会意文字です。
「諍い」の言葉の使い方や使われ方
「諍い」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『夫婦でのちょっとした諍い(いさかい)は日常茶飯事だ』
・『お金の貸し借りは諍い(いさかい)の原因になる』
・『嘘をついてしまっては諍い(あらがい)は免れない』
まとめ
今回は「諍い」の読み方について紹介しました。
「諍い」の正しい読み方は「あらがい」「いさかい」の2つで、読み方により使い方が変わってきます。
正しく読める様に覚えておきましょう。