この記事では、「諸悪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「諸悪」の正しい読み方は「しょあく」と「しょうわる」どちら
人の物を盗んだり、騙したりと人間としてやってはならない悪事の数々を「諸悪」【しょあく】といいます。
一つの悪行だけではなく、多くの悪さをした者の出来心を表す言葉です。
また、悪い現象がいくつも起こったときにも使われています。
正しい読み方の結論
音読みで「諸」を「ショ」といい、「悪」は「アク」と読みます。
「諸」が「もろ」や「もろもろ」という意味があり、「悪」は「正しいことではない」という意味合いがある言葉です。
もう一方の「しょうわる」は、漢字にすると「性悪」となってしまい、人の性格が悪いという意味になります。
そのため、多くの悪事といった意味合いで使われる「諸悪」とは意味が異なるため、「しょうあく」が正しい読み方になるわけです。
「諸悪」の意味
さまざまな悪行する者の行為を意味するのが「諸悪」です。
「諸悪の根源」というときは、数々の悪いことが起こる元はいったい何かを探り、追求して改善する方法を見いだします。
「諸悪を成敗する」ときは、反省しない政治家がさまざまな悪行したことを反省させるため、人々は団結してクーデーターを起こすのです。
「諸悪」の言葉の使い方や使われ方
・『社会主義は、独裁的な思想を持つ政治家の諸悪が生み出した産物だ』
・『国民を苦しみから救い出すため、諸悪の根源である紛争を辞めさせる』
・『上司の諸悪のせいで社員のやる気を奪いとり、会社の信用も失った』
まとめ
人間としてやってはいけない悪行を平気でやる人の愚かさと残念さ垣間見られる言葉をご紹介しました。
自分なりに、どのようなことが「諸悪」であるか確かめて、うまく状況に合うよう使いこなしてみるといいでしょう。