この記事では、「警鐘」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「警鐘」の正しい読み方は「けいしょう」と「けいほう」どちら
「警鐘」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを説明します。
「警」の漢字の音読みは「ケイ」で、訓読みは「いまし(める)」です。
また、「鐘」の漢字の音読みは「ショウ」で、訓読みは「かね」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「けいしょう」と読めることが分かります。
しかし、「鐘」の漢字の読み方に「ほう」との読みがないことから、「けいほう」と読むことは出来ず、間違いではないかと考えられます。
さて、「警鐘」の正しい読み方は「けいしょう」と「けいほう」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「警鐘」の正しい読み方は「けいしょう」で、「けいほう」と読むのは、先に漢字の個別の読みから推察した通り、明らかに間違いです。
「けいほう」と読む熟語としては「災害や危険が迫っていることを伝えて、注意や準備を人々に促すこと」を意味する「警報」があります。
この言葉は、次に説明する「警鐘」の類語ではありますが、もちろんニュアンスも異なるため、しっかり間違えないように、読み方を理解しておきたいものです。
「警鐘」の意味
「警鐘」とは、「災害が迫っていることを知らせるために鳴らす鐘のこと」を意味します。
また、ここから転じて、広く「問題や課題提起すること」の意味でも使われます。
「警鐘」の言葉の使い方や使われ方
・『新型コロナウイルス感染拡大は、このままでは今まで経験したことのない高水準になると、専門家たちが警鐘を鳴らしている』
・『経理部長が、このままでは会社の経営は行き詰ると警鐘を鳴らしているが、経営者は対策を講じません』
まとめ
「警鐘」の正しい読み方は「けいしょう」で、「けいほう」と読むのは、明らかに間違いです。
また、この「警鐘」とは、「災害が迫っていることを知らせるために鳴らす鐘のこと」および、「問題や課題提起すること」の意味で使わる言葉です。