この記事では、「谷まる」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「谷まる」の正しい読み方は「きわまる」と「たにまる」どちら
「谷まる」は「きわまる」と読み、訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「谷」の音読みは「こく・ろく」、訓読みは「たに・きわ(まる)・や」ですが、「谷まる」と表記する場合、「たにまる」とは読みません。
ちなみに、音読みとは漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
正しい読み方の結論
「谷まる」の正しい読み方は「きわまる」です。
「たにまる」とは読みません。
「谷まる」の意味
「谷まる」の意味は「動きがとれなくなって困り果てる」「行き詰まって困り果てる」です。
「きわまる」は通常「極まる・窮まる」と書き、「谷まる」は常用外の読み方で、通常「窮まる」が使われます。
「谷まる」が使われる由来は「険しい山の谷間に落ちてしまうと、進むことも退くこともできないこと」によるものです。
中国の歴史書「詩経」の中に、「進退維谷まる(しんたいこれきはまる)」という一節があり、ここからの引用です。
転じて「どうすることもできないピンチに追い詰められる」という意味で使われる様になりました。
「谷まる」の言葉の使い方や使われ方
「谷まる」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『山道で迷ってしまい進退谷まる状態になる』
・『不正疑惑がいっそう強まり、政治家として進退谷まる』
・『融資が受けられず会社が進退谷まる状態だ』
まとめ
今回は「谷まる」の読み方について紹介しました。
「谷まる」の正しい読み方は「きわまる」で、「たにまる」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。