この記事では、「賜り」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「賜り」の正しい読み方は「たまわり」と「うけたまわり」どちら
「賜」という漢字は訓読みでは「賜(たまわ)る」や「賜(たま)う」と読み、音読みでは「し」と読みます。
したがって、「賜り」の場合は訓読みを当てて「たまわり」と読むのが正解です。
ちなみに、「うけたまわり」を漢字にすると「承(うけたまわ)り」となります。
正しい読み方の結論
「賜り」の正しい読み方は「たまわり」になります。
「賜り」の意味
「賜り」とは、「特別の恩顧によって、官職や位階、禄などをいただくこと」や「いただくもの」を意味する言葉です。
また、敬語表現として「もらう」の謙譲語や「与える」の尊敬語としても「賜り」が用いられています。
「賜」という漢字は「子安貝」を表した象形「貝」と「とかげ」を表した象形「易」が組み合わさってできた「形声文字」です。
「腕を突き出す」という意味から転じて、「目上が目下に金品を与えること」という意味を指すようになりました。
「賜り」の言葉の使い方や使われ方
・(官職や位階、禄などをいただくことという意味で)『この武将は功績が認められ、殿様より大きな俸禄を賜った』
・(もらうの謙譲語として)『先日、賜りましたお祝いの品について厚く御礼申し上げます』
・(与えるの尊敬語として)『どうかご理解賜りますようお願いいたします』
まとめ
・「賜り」の正しい読み方は「たまわり」になります。
・「賜り」とは、「特別の恩顧によって、官職や位階、禄などをいただくこと」や「いただくもの」を意味する言葉です。
加えて、「賜り」は敬語表現としても「もらう」の謙譲語や「与える」の尊敬語として用いられています。