「賜る」の読み方とは?間違いやすい読み方まで解釈

「賜る」の読み方とは? 読み方

この記事では、「賜る」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「賜る」の正しい読み方

「賜る」の正しい読み方は「たまわる」です。

「たまわ・る」は訓読みになります。

訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。

「賜る」の間違った読み方や間違いやすい読み方

「賜る」「おくる」「たまる」「うけたまわる」などと間違って読まれることがあります。

「賜る」について説明

「賜る」の意味は以下の通りです。

1つ目は「もらう」の意の謙譲語で、「目上の人からうやうやしく物などちょうだいする」という意味です。

2つ目は「与える」の意の尊敬語で、主体が相手(目上の人)になります。

3つ目は「神の許可を得て通行できる様にする」という意味です。

「賜る」は尊敬語として「褒賞を賜る・賜った」「日頃からご愛顧を賜り」などと使われます。

似た意味の言葉に「承る(うけたまわる)」があり、こちらは「受ける・聞く・引き受ける」の謙譲語で、「受ける+賜る」が語源です。

「賜る」は尊敬語ですので、使い方が違います。

「賜る」の言葉の由来

「賜る」「賜」という漢字は、「貨幣」「とかげ」の象形文字で、「とかげ」は音を借りて「腕を押し出す」という意味として使われる様になり、「目上の者が目下に金品をおしやって与える」という意味の漢字として使われる様になりました。

「たまわる」という読み方は、古語「たまふ」が変化した語で、「魂+合ふ(たまあふ)」または「魂+振る(たまふる)」が変化した語という説があります。

まとめ

今回は「賜る」の読み方について紹介しました。

間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。

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