この記事では、「軟禁」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「軟禁」の正しい読み方は「なんきん」と「かんきん」どちら
「軟禁」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「軟」の漢字の音読みは「ナン 」で、訓読みは「やわ(らか)」です。
また、「禁」の漢字の音読みは「キン」で、訓読みは「とど(める)・い(む)・いさ(める)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「なんきん」と読めることが分かります。
しかし、「軟」の漢字に「かん」との読みがないことから、「かんきん」と読むのは無理であり、間違いだろうと推察されます。
さて、「軟禁」の正しい読み方は「なんきん」と「かんきん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論として、「軟禁」の正しい読み方は「なんきん」で、「かんきん」と読むのは明らかに間違いです。
「軟禁」を「かんきん」と読み間違えられケースがあるとすれば、「一定の場所に人を閉じ込めて、行動の自由を奪うこと」を意味する「監禁」と意味が似ていることから、取り違えられたのだろうと考えられます。
「軟禁」の意味
「軟禁」とは、「家や室内から出られないようにし、外部との交渉や接触を自由にさせないこと」を意味する言葉で、「ゆるやかな監禁」と言い換えることが出来る言葉です。
「軟禁」の言葉の使い方や使われ方
・『民主化運動を率いるアウンサンスーチーさんは、何度も自宅軟禁をされて来ました』
・『警察がその屋敷に踏み込むと、数名の女性が軟禁されているのが発見された』
まとめ
「軟禁」の正しい読み方は「なんきん」で、「かんきん」と読むのは明らかに間違いです。
また、この「軟禁」とは、「家や室内から出られないようにし、外部との交渉や接触を自由にさせないこと」を意味する言葉です。