この記事では、「辣腕」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「辣腕」の正しい読み方は「そくわん」と「らつわん」どちら
「辣腕」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを説明します。
「辣」の漢字は、余り馴染みのない漢字かも知れませんが、音読みは「ラツ」で、訓読みは「から(い)・きび(しい)・むご(い)」です。
また、「腕」の漢字の音読みは「ワン」で、訓読みは「うで」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「らつわん」と読めることが分かります。
しかし、「辣」の漢字には「そく」との読みがないことから、「そくわん」と読むことはできず、この読み方は間違いではないかと考えられます。
さて、「辣腕」の正しい読み方は「そくわん」と「らつわん」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「辣腕」の正しい読み方は「らつわん」で、「そくわん」と読むのは、個別の漢字の読みから推察した通り、間違いです。
「辣」の漢字の「つくり」である「束」の漢字の音読みが「そく」なので、「辣」の漢字も恐らく「そく」と読めるのではと考えて、「辣腕」を「そくわん」と間違えて読まれることが、あるのだろうと考えられます。
「辣腕」の意味
「辣腕」とは、「躊躇?することなく、的確に処理する能力のあること」を意味する言葉で、「辣腕を振るう」との表現で、しばしば使われます。
「辣腕」の言葉の使い方や使われ方
・『不当な嫌疑を晴らすために、多くの人の支援を受けて、彼には辣腕の弁護団が付いた』
・『多くの手術を手掛けて来た外科医が辣腕を振るってくれたお蔭で、一命を取り留めた』
まとめ
「辣腕」の正しい読み方は「らつわん」で、「そくわん」と読むのは間違いです。
また、この「辣腕」とは、「躊躇?することなく、的確に処理する能力のあること」を意味する言葉です。