「逆風」は苦しい状況を表す時に用いられる言葉ですが、具体的にどのような意味で何と読むのでしょうか。
今回は、「逆風」の正しい読み方と意味について解説します。
「逆風」の正しい読み方は「さかかぜ」と「ぎゃくふう」どちら
「逆風」という言葉の読み方を使われている漢字から考えると「さかかぜ」と「ぎゃくふう」が浮かびます。
「さかかぜ」と「ぎゃくふう」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「逆風」の正しい読み方は「さかかぜ」と「ぎゃくふう」の両方です。
「逆」には「逆手」【さかて】「逆立」【さかだち】など「さか」という読み方と、「逆転」【ぎゃくてん】「反逆」【はんぎゃく】など「ぎゃく」という読み方があります。
「風」は「海風」【うみかぜ】「涼風」【すずかぜ】など「かぜ」と読むほか、「風速」【ふうそく】「台風」【たいふう】など「ふう」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせるとできる「さかかぜ」と「ぎゃくふう」はどちらも「逆風」の正しい読み方です。
一般的には「ぎゃくふう」と読むことが多く「さかかぜ」は古典で使われている読み方なので現在ではあまり使いません。
「逆風」の意味
「逆風」とは、「進行方向から吹いてくる逆向きの風」を意味する言葉です。
追い風の反対にあたる正面から吹く風を指します。
「向かい風」と同じ意味ですが向かい風が単に風の吹く方向を指しているのに対し、「逆風」は進むことを阻む障害や妨げといったニュアンスが含まれています。
物理的に吹き付ける風を指す意味のほか、非難や反対意見が多い不利な状況という意味でも使われる言葉です。
「逆風」の言葉の使い方や使われ方
・『逆風に必死に堪える』
・『世間の逆風は予想以上だった』
・『逆風のせいで記録が伸びなかった』
まとめ
「逆風」は「さかかぜ」と「ぎゃくふう」のどちらも正しい読み方です。
色々な場面で使われる言葉なので表している意味合いを正しく理解しておきましょう。