この記事では、「通じて」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「通じて」の正しい読み方は「つうじて」と「とおじて」どちら
「通」という漢字は訓読みでは「通(とお)る」や「通(かよ)う」と読み、音読みでは「つう」や「つ」と読みます。
「通じて」の場合ですが、訓読みを用いて「通(とお)じて」とする表現は存在しないため、音読みを用いて「つうじて」と読むのが正解です。
正しい読み方の結論
「通じて」の正しい読み方は「つうじて」になります。
「通じて」の意味
「通じて」とは、「全体を通して」や「全体に及ぼす」、「全体を包括する」、「媒介とする」という意味の言葉です。
「通ずる」の連用形に接続助詞の「て」を加えたものが「通じて」であり、本来「通ずる」には以下の意味が含まれています。
・「道筋が他とつながる」や「道筋をつける」
・「意思やものの意味などが相手へ伝わることや伝えること」
・「特定の物事の詳しい知識を持っていることや精通していること」
・「広く行き渡る」や「広い方面に通用する」
・「相手とつながりを持つことやつながりをつけること」
そして、この「通ずる」が「通じて」の形になると先に説明した意味を指し示すようになるのです。
「通じて」の言葉の使い方や使われ方
・(全体を通してという意味で)『この地域は1年を通して温暖な気候が続く』
・(全体に及ぼすという意味で)『新型コロナウィルスが全世界を通じて大流行している』
・(媒介とするという意味で)『今の妻とは友達の紹介を通じて知り合った』
まとめ
・「通じて」の正しい読み方は「つうじて」になります。
・「通じて」とは、「全体を通して」や「全体に及ぼす」、「全体を包括する」、「媒介とする」という意味の言葉です。