「遠方」の読み方と意味とは?「とうほう」と「えんぽう」のどちら?正しい読み方について詳しく解釈

「遠方」の読み方と意味とは? 読み方

この記事では、「遠方」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「遠方」の正しい読み方は「とうほう」と「えんぽう」どちら

「遠方」の熟語を構成する「遠」の漢字の音読みは「エン」または「オン」で訓読みは「とお(い)」です。

また「方」は音読みが「 ホウ」で訓読みは「かた」です。

従って、「とうほう」の読みは「遠」の訓読みの「とお」が変化したものと考えて、それに「方」の音読みの「ホウ」が組み合わさった、いわゆる「湯桶読み」と言うことになります。

また「えんぽう」と読む場合は、二つの漢字の音読みを重ねた「えんほう」が、半濁音化により「えんぽう」と読ませる読み方だと言えます。

ここで半濁音化とは、二つの語が結びついて熟語を形成する場合に、発音しやすくするために、後ろの語の語頭のハ行音が、パ行音に変化する使い方を言います。

もちろん、該当する組み合わせの全てが半濁音化する訳ではありません。

二つの読み方は、上記の様に考えられますが、実際にはどちらが正しいのでしょうか。

次項で正しい読みを紹介します。

正しい読み方の結論

結論としては、「遠方」の正しい読み方は「えんぽう」であり、「とうほう」は誤った読みです。

場所や方角を表す言葉に、「東方(とうほう)」があり、「遠方」を間違えて「とうほう」と読むと、「東方」を指していると誤解を招くので、間違わぬよう注意が必要です。

「遠方」の意味

「遠方」の意味は文字通り「遠くの方」であり「遠く離れた場所」を意味する言葉です。

「遠方」の言葉の使い方や使われ方

・『我が家の先祖代々のお墓は遠方にあるために、中々お参りに行くこと出来ません』
・『昔の友人が、遠方からわざわざ訪れてくれたのですが、十分なもてなしが出来ずに心残りです』

まとめ

「遠方」の正しい読み方は「えんぽう」で、「とうほう」の読みは間違いです。

「遠方」とは、「遠く離れた場所」を意味する言葉です。

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