この記事では、「適宜」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「適宜」の正しい読み方は「てきぎ」と「てきせん」どちら
まず、字体が紛らわしいですが「適宜」の「宜」は「宣告」や「宣言」の「宣(せん)」とは違う漢字です。
また、「宜」は訓読みでは「宜(よろ)しい」、音読みでは「ぎ」と読み、「せん」と読む用法はありません。
したがって、「適宜」は「てきぎ」と読むのが正しいです。
正しい読み方の結論
「適宜」は正しくは「てきぎ」と読みます。
「適宜」の意味
「適宜」とは、「状況によく合っていること」や「適当な様」、「各自で判断し、臨機応変に対応すること」や「便宜に従うこと」を意味する言葉です。
「適」は「適(かな)う」とも書くように、「当てはまる」や「ふさわしい」という意味の他、「心にかなう」、「こころよい」、「赴く」、「偶然」などの意味を持つ漢字になります。
「宜」は「宜(よろ)しい」とも書くように、「都合がよい」、「当然である」、「○○するのがよい」、「よろしく○○するべし」などの意味を持つ漢字です。
「適宜」の言葉の使い方や使われ方
・『屋外の仕事になるので、その日の天気によって適宜に対応する必要性がある』
・『薬を服用する際は、必ず適宜な量を守るように医者から言われた』
・『会社の経営破綻の原因は適宜な財務運用ができていなかったことにあるようだ』
まとめ
・「適宜」は正しくは「てきぎ」と読みます。
・「適宜」とは、「状況によく合っていること」や「適当な様」、「各自で判断し、臨機応変に対応すること」や「便宜に従うこと」を意味する言葉です。
・「適宜」の「宜」は「宣(せん)」ではないので注意しましょう。