この記事では、「遮る」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「遮る」の正しい読み方
「遮る」の正しい読み方は「さいぎる・さえぎる」です。
「さいぎる・さえぎる」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「遮る」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「遮る」は「しゃる」「わたる」「へだてる」などと間違って読まれることがあります。
「遮る」について説明
「遮る」の意味は以下の通りです。
1つ目は「間にへだてるものを置き、向こう側を見えなくすること」という意味です。
2つ目は、「人やものごとの進行や行動を邪魔して止めること」という意味です。
「遮る」は動詞として「遮る・遮った」「遮られる」「人の話を遮って言う」などと使われます。
似た意味の言葉に「妨げる(さまたげる)」があり、こちらは「最初からあることをさせない様にすること」という意味です。
「遮る」は「進行しているものごとを邪魔すること」で、意味が違います。
「遮る」の言葉の由来
「遮る」の語源は、「先切る(さききる)」という古語で、「その先を邪魔して止める」という意味です。
平安時代に使われていた言葉で、「さききる」から「さいきる」「さいぎる」になり、「さえぎる」に音変化しました。
「遮」の漢字は、「しょ」と読むことから「諸」と同じ意味の「大勢の人がいること」を表し、「大勢いるのでものごとが進まない」という意味からあてられたものです。
まとめ
今回は「遮る」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。