この記事では、「遺す」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「遺す」の正しい読み方は「のこす」と「いす」どちら
遺すという文字表記を目にした人の中には、いすという読み方をしてしまう人もいるものです。
確かに遺の漢字は単体で、いという読み方が存在しています。
なので遺すを、いすと読んでしまう人の気持ちも理解出来る部分はあるものです。
ですが実際は遺すの文字を、いすと読むのは間違いであり、のこすと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
遺すは、のこすという読み方をすべき言葉です。
というのも遺の漢字は、のこという読みがそのままあるので、後に続く、すの平仮名をシンプルに加える事で、遺すは、のこすと読む事が出来ます。
「遺す」の意味
遺すは、後にのこるや死後にのこす、置き忘れる、といった意味を持っている遺の漢字に、平仮名である、すを付け足す事によって成立した言葉です。
だからこそ遺すは、人や物を置いたままで遠くに去るや、失わずにそのままとどめている、といった意味を表します。
この様に遺すは、人や物を遺して立ち去るとか死ぬ、という意味や、失わないでそのまま保持するといっら意味合いを表現する際に使用されているのです。
「遺す」の言葉の使い方や使われ方
・『彼女は短い置き手紙を遺す形で、私の前から姿を消しました』
・『ここで戦争を始めてしまえば、数十年先まで両国に禍根を遺す事となります』
・『この美しい景色を壊さずに子孫に遺す事が、私達の役目です』
まとめ
遺の漢字には、いという読みがありますが、遺すをいすと読むのは誤りであり、正しくは、のこすと読む言葉となっています。
そんな遺すは、物や人を置いたまま遠くに去るや失わないでとどめる、といった意味を示すのです。